静岡県の東部にある富士市。名前に「富士」とつくので、「富士山に登るならここ?」と聞かれることがあるのですが、実は登山口があるのは隣の富士宮市なんです。「じゃあ富士市には何があるの?」と思った方、ぜひ最後まで読んでみてください。

登らなくても、眺めるだけで富士山がこんなに楽しい街はなかなかありません。海も山も食べ物も揃っていて、実は「ちょうどいい」魅力が詰まった街なんですよ。

海から山までそろう「ちょうどいい」街

富士市は、駿河湾の海から富士山の裾野まで、一つの市の中に収まっています。海辺では港があって漁が盛ん。内陸に入れば茶畑や丘陵地が広がります。

特産品を見ても、その幅広さがよくわかります。紙、お茶、みかん、富士梨、イチゴ、田子の浦しらすなど、さまざまなものが並びます。工業のイメージが強い製紙のまちでもありますが、同時に農業も漁業も楽しめる、バランスの良い土地です。 seikatsu-guide

【ここに体験談:富士市に住んで「ここがいいな」と感じた瞬間を一言】

私たちが富士市に住んで「ここがいいな」と感じた瞬間は、空気や水がおいしいと思ったことです。

よく言われるのが、「富士市は臭い」「工場が多いから空気が汚れているんでしょ?」とよく言われます。

ですが、現在の富士市は富士市の空気や大気汚染については、富士市公式ホームページの案内にある通り、かつてのような深刻な公害からは大幅に改善されています。

地域による違い:南部などの工場地帯では製紙工場などの影響で場所や気象条件により臭いを感じることがありますが、東部や北部(山側)は自然が多く空気が綺麗です。

現在の状況:リアルタイムの測定では大気質指数(AQI)は概ね「良い」~「普通」の範囲で推移しており、日常的な危険性は低い状態です。

海抜0mから山頂まで、富士山が丸ごと見える

富士市の一番の魅力は、なんといっても富士山の見え方です。

たとえば、海辺にある「ふじのくに田子の浦みなと公園」。海抜0mから山頂まで、富士山の全景を望める公園として紹介されていて、ネット遊具もあるので家族連れにも人気です。さらに、「富士山ドラゴンタワー」という展望施設があり、360度のパノラマが楽しめると紹介されています。「富士山を見上げる」というより、「富士山と向き合う」感覚になれる場所です。 mappleat-s

絶景スポットも、気軽に行けるのがうれしい

絶景スポットが多いのに、市街地から近いのも富士市のいいところ。ここでは代表的な3つを紹介します。

① 岩本山公園
標高193mの丘陵地につくられた自然公園で、芝生広場や梅園、ハイキングコースがあります。パノラマ展望台からは、西に富士川、南に駿河湾と伊豆半島、北に富士山が見渡せます。ちょっと散歩するつもりで行けるのに、景色は本格派。夜景スポットとしても知られています。 skyticket

② 大淵笹場(おおぶちささば)
茶畑の向こうにどーんと富士山が構える、人気の撮影スポットです。高速道路のICから10分ほどで行けるアクセスの良さで、秋は空気が澄んで富士山が見えやすく、10月から12月には茶の花も咲きます。茶畑は農家さんの大切な仕事場なので、立ち入りやマナーには気をつけて楽しみましょう。 tabi-mag

③ 道の駅 富士川楽座
プラネタリウムや科学館、富士山を眺められるレストラン、おみやげ売り場がそろった複合施設で、東名高速の富士川SA上り線からも入れます。ドライブの休憩にぴったりで、「とりあえずここで富士山を見てから行こう」と立ち寄れるのが便利です。 mapple

須津川の景色 8月中旬
富士川緑地公園の堤防 サイクリングにも最適
富士川緑地公園から見た富士山
ふじのくに田子の浦みなと公園 ドラゴンタワーからの景色 五月頃

地元で愛される、田子の浦のしらす

食べ物でぜひ紹介したいのが、田子の浦のしらすです。

田子の浦漁協の食堂では、生きた状態で水揚げする「一艘曳き(いっそうびき)」という漁法のしらすが味わえます。とれたての生しらす丼や釜揚げしらす丼は、ぷりぷりで臭みがなく、「しらすってこんなにおいしいんだ!」と感動する一杯です。 mapple

注意したいのは、しらすは漁の状況によって入荷が変わること。営業日や時間、メニューは変わることがあるので、行く前に最新情報を確認してから出かけると安心です。

歴史と文化もおもしろい

「景色と食べ物だけでしょ?」と思ったら、それは早とちりです。

「富士山かぐや姫ミュージアム(富士市立博物館)」は、富士山に帰るかぐや姫の物語を展示する、世界でひとつのミュージアムとされています。実は、かぐや姫の物語は富士山と深い縁があるといわれていて、知るとますます富士山が味わい深く見えてきます。 at-s

そして、毘沙門天妙法寺は、日本三大だるま市のひとつに数えられる大祭で知られる古刹です。春先の大祭は、真っ赤なだるまが並ぶ光景が壮観で、地元の人たちの活気を感じられます。 at-s

アクセスも悪くない

遠くから来る人には、移動のしやすさも気になるところ。富士市には新幹線の新富士駅があり、東名高速と新東名高速のインターも近くにあります。東京方面からも、名古屋方面からも出かけやすい位置にあるのは、観光でも暮らしでも助かるポイントです。

私たちの普段の移動手段は車になります。車で東京新宿や名古屋まで約2時間半、新幹線ですと約2時間です。

遠方の友人が来たときの案内コースは、富士市で富士山を眺めながらしらす丼を食べ、市外に出かける時は小山町の富士スピードウェイ、沼津市のららぽーと、富士の吉原商店街でお酒を飲むのが定番ですね。

まとめ:ふらっと行けて、じっくり楽しめる街

富士市の魅力をまとめると、こんな感じです。

  • 海抜0mから山頂まで、富士山を丸ごと眺められる
  • 絶景スポットが市街地から近くて、気軽に行ける
  • 田子の浦のしらすをはじめ、食べ物がおいしい
  • かぐや姫やだるま市など、歴史・文化も深い
  • 新幹線もインターも近く、アクセスが良い

派手な観光地ではないかもしれません。でも、「ちょうどいい」を探している人には、きっとぴったりの街です。

次回からは、絶景スポットやグルメ、家族向けのお出かけ先を、もっと詳しく掘り下げていきます。お楽しみに!